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ロードバイク用バックミラーの特徴と選び方

#サイクルミラー#バックミラー#リアビューミラー#ロードバイク

ロードバイクにバックミラーを装着して安全確認

ロードバイクは通常車道を走るのでクルマの接近など後方の交通状況把握はとても大切と実感されていると思います。

駐車しているクルマを避ける時は道路のセンターライン近くまで進路を変更することもありますし、歩道の無い狭い道路では道路端の歩行者やシティサイクルとの距離を取るために進路を変更することもあります。

進路変更する際は後方の交通状況把握は大切で振り向いての目視が基本ですが後方を見ている間は前方から目を離し、バランスを崩して自転車がふら付く原因にもなります。さらに振り向いた瞬間に近くにクルマが接近していてビックリなんていうことも経験されているのではないでしょうか。

ロードバイクにバックミラーを取り付けると、あらかじめミラーによる後方確認が出来、続けて後方を振り向いての目視も見当が付くので短時間に安全に後方確認することが出来ます。また、ミラーを見る動作をすることで後続車に対して後方確認をしている安全意識の高い自転車というアピールも出来るでしょう。

一方でロードバイクは無駄を削ぎ落したレーシーなスタイリングなのでバックミラーの取り付け感が目立ってしまうとカッコ悪いという意見も目にします。そこで機能性やデザイン性を考慮した様々なタイプのミラーがバックミラー、リアビューミラー、サイクルミラーなどとして販売されています。

ロードバイク用バックミラーの選び方

ロードバイクのバックミラーは道路交通法上の自転車としての装着義務や工業規格などの安全基準は無いようですが、そのため後述するようにさまざまタイプのバックミラーがあり好みや用途に応じて選択することが出来ます。

バックミラーとしてはやはりミラーが大きい方が見やすいでしょう。しかし、大きすぎてもハンドル操作に支障があっては本末転倒ですし見た目の取り付け感が目立ち過ぎてもロードバイクには相応しく無いと思います。そこで重要なのが用途に見合った形状とバランスの取れたミラーの大きさとミラーの曲率です。

ロードバイクに取り付けられるバックミラーは一般に広角ミラーが採用され300mmRから600mmR程度の曲率が一般的ですが、用途として後方の交通状況把握の場合はミラーが大きく曲率も大きい(曲率半径が小さい)方が周辺視野も広く使いやすいでしょう。一方で集団走行中の後続車との距離感を確認したりする目的ではミラーの曲率が小さい(曲率半径が大きい)方が使いやすいと思います。

また、ロードバイクはタイヤの空気圧が高いので走行中は路面からの振動を受けやすくハンドルに伝わる振動でミラーの画像が揺れたりミラーの角度が変わってしまうことも。ユニバーサルタイプなどには剛性が弱くハンドルに伝わる振動の影響を受けやすいものもあり、ロードバイク用としては剛性の高いしっかりしたものが良いでしょう。

タイプ別ロードバイク用バックミラー

バーエンド取り付けタイプ

ロードバイク用のバックミラーとしては良く目にするタイプで最も人気のある取り付けタイプと思われます。   
このタイプのメリットとしては取り付け感があまり目立たずロードバイクのスタイリングに影響しにくい一方で目線からやや距離があるためミラーが小さいと視認性が低くなりがち。また、ミラーが大きいとハンドル操作によっては膝にあたることもある。

ハンドルバー取り付けタイプ

ユニバーサルなバンド型はハンドルバーの好きなところに巻き付けて取り付けられるメリットがあり、上ハンドル部分、ブラケット付近、バーエンド付近などに取り付けられますが、取り付け感が目立ってしまうため、ここに拘らない視認性重視向けと言ったタイプ。
ロードバイク専用のタイプではドロップハンドルの肩部分に直に取り付けられる形状をしていて視認性を確保しながらも取り付け感を感じないデザインとなっている。

手首取り付けタイプ

腕時計の様な形状で手首や上腕にバンドを巻き付けて固定し手首から立てたミラーで後方を確認するタイプ。
ミラーが比較的大きく目線も近いため視認性が良い。
腕への装着は好みの分かれるところだがバックミラーとしの機能性は十分にあるので選択肢のひとつでしょう。

フレーム取り付けタイプ

フレームのヘッドチューブやダウンチューブ付近に取り付けるタイプ。
ユニバーサルなバンド型タイプの中には取り付けられるものもある他、専用のタイプもある。
シートポストと足の間から後方を見るため真後ろの後方確認をする用途に向いている。

ヘルメット取り付けタイプ

ヘルメットからのアーム支持により目線近くにミラーを配置するタイプ。
ヘルメットの形状を選ばないユニバーサルなタイプの他、ヘルメットのオプションパーツとしてトータルデザインされたタイプもある。
視界の端に常にミラーがあり、装着感や使い方には慣れが必要でしょう。

まとめ

ロードバイクへのバックミラー装着は必要不要、賛否両論ありますが、その大部分の意見は「カッコ悪いからいらない」といったスタイリングへの影響と安全性確保とのトレードオフに起因するのではないでしょうか。
本記事で様々なタイプ別のバックミラーと特徴をお伝えしましたがご自身の目的に合ったバックミラーを見つける手助けになれば幸いです。

この記事の著者

Masa

1962年生まれ。東京都三鷹市在住。見た目のカッコよさで始めた趣味のロードバイクはもう10年以上になる。ロードバイクを走らせる爽快感も好きだがエンジニア気質からメカニカルな構造も興味を持ちパーツ交換やメンテナンスも楽しい。そんな流れからロードバイクにとって必要な機能性を持ったアイテムを考えたりしている。

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